バイオフィリックデザインに注目!自然と調和するオフィスでウェルビーイングを!

近年、急速に情報化社会が進む中で、オフィス環境も変化しています。しかし、機能的な構造物に囲まれた職場では、心がほっとする空間が不足しがちです。そんな中、自然とのつながりを重視した「バイオフィリックデザイン」が注目されています。ここでは、その魅力と効果について探り、YouTubeチャンネル「RELAX WORLD」が提供する自然音や映像の効果も紹介します。

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自然との調和・ バイオフィリックデザインとは…

近年、職場や複合施設の開発において、自然との調和が重要視されるようになってきました。Google本社やAmazon本社などは、自然と人間とのつながりを認識し、回復できるようなデザインを採用しています。これが「バイオフィリックデザイン」と呼ばれるもので、英語のBio-philic Designに由来し、bio(生命・自然)+ phil(愛好する)を意味します。この概念は、アメリカの生物学者エドワード・ウィルソンが1984年に提唱した「バイオフィリア仮説」に基づいています。人間は進化の過程で自然とのつながりを感じることで、無意識のうちに幸福感や安心感を得られるとされます。オフィスの片隅にある観葉植物一つで、心が落ち着く経験は多くの人に共感されることでしょう。

フィルとは愛すること…

バイオフィリアに含まれる「フィル(phil)」の意味について考えてみましょう。この語源は「馬を愛する者」を意味するフィリップという王様の名前に遡ります。フィリップ、フェリポ、フェリペなど各国で派生し、英語では「フィル」という愛称が用いられます。また、哲学Philosophyは愛する(phil) + 知(sophia)から成り、上智大学はSophia Universityと呼ばれます。音楽界でもウィーン・フィルハーモニー、ベルリン・フィル、ニューヨーク・フィルなど「フィル」が使われ、和音(harmony)を愛する意味が込められています。世界的指揮者・小澤征爾氏もこれらの楽団を指揮し、音楽を通じて健康観や幸福感を人々に届けました。音楽と同様に、自然との調和も私たちの心と体に良い影響を与えるのです。

身近な擬似自然環境を…

バイオフィリックデザインは、住宅やオフィスなど様々な場所で取り入れられています。住宅では自然素材の活用、中庭やテラスの設置、オフィスでは観葉植物や自然光の導入などが挙げられます。国土交通省の調査によると、植物があるオフィスではストレス軽減効果が見られ、環境省の研究でも、都市環境より森林環境において、高いストレス軽減効果が示されています。人間は五感を通じて自然を感じることで、心身に良い影響を受けます。小鳥のさえずりやせせらぎの音といった自然音は、無意識のうちにストレスを軽減します。

さらに、YouTubeチャンネル「RELAX WORLD」@RELAX_WORLD が提供する、宇宙や地球、自然、四季の移ろい、波やせせらぎなどをテーマとした音楽と映像も、バイオフィリックデザインの一環として効果を発揮します。心地よいメロディやリズム、ハーモニーのバランスが取れた音楽は、透明感のある音色で心を清め、明日への活力をもたらします。特に、音響学的にも重要な「揺らぎ」が取り入れられているため、人工音ではなく自然音に近い音楽が心に働きかけます。

状況に応じた音楽と映像を選び、心身を清め、和ませ、癒すように活用しましょう。これらの要素が、官公庁が推奨するウェルビーイング(健康)にも寄与します。ウェルビーイングとは、身体的、精神的、社会的に良好な状態を指し、個人の権利や自己実現が保障されることを意味します。

おすすめ映像と音楽

💡 自然に近い環境を…森編
👉 映像による視覚的効果…
🎬【癒やしのグリーン】木漏れ日に 輝く若葉 自然の音 @RELAX_WORLD

💡 自然に近い環境を…海編
👉 精神的な落ち着きと安らぎを得るヒーリング音楽
🎶 RELAX – 癒しのピアノと波音に包まれて

画像 タップ でYouTubeで試聴♪
その他の各種サービスでの試聴は コチラ から♪

まとめ

「バイオフィリア仮説」を通じて、人間と自然との調和の重要性を紹介しました。複数の因子が釣り合い自然な状態を保つ調和は、心を和ませ、癒しをもたらします。適切な音や音楽と組み合わせることで、人々の健康や幸福感を向上させることができます。自然とのつながりを大切にすることで、より良い生活を送りましょう。

Supplement…

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執筆

板東 浩(ばんどう ひろし)のアバター 板東 浩(ばんどう ひろし) 医学博士 日本統合医療学会四国支部長

徳島県糖質制限研究会代表 ​ 徳島大学卒業、ECFMG資格取得後、米国でfamily medicineを臨床研修。専門領域はアンチエイジング、糖質制限、音楽療法、スポーツ医学など。アイススケート選手として国体出場(1999 ~ 2003)。第9回日本音楽療法学会大会長(2009)。第3回ヨーロッパ国際ピアノコンクール(EIPIC)in Japan銀賞(2012)。日本プライマリ・ケア連合学会大会長(2017、高松)。 糖尿病関係の英文医学雑誌4誌のEditor-in-Chief(編集長,2024)。著書30冊以上、印刷物2,000以上、英語論文400以上。「新老人の会」徳島代表。

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